
バナナの栄養やダイエット方法と保存方法など美味しい食べ方を紹介!
バナナダイエットは、2008年にみのもんたさんが司会をしていた「おもいっきりテレビ」で紹介されて人気となったダイエット方法です。
当時はダイエット方法が放送された翌日から、スーパーなどでバナナが消えてしまうほど大ブームを巻き起こしましたが、あれから10年近く経った今では、一般的によく知られたダイエット方法として定着しています。
とは言え、どうしてバナナがダイエットによいのか、本当はよくわからないまま行っている・・という方も案外多いのではないでしょうか。
そこで今回はバナナダイエットについて調べてみました。バナナダイエットのやり方やその効果、バナナの栄養や保存方法、食べ方など役立つ情報をご紹介したいと思います。
目次
バナナダイエットとは?カロリーは?
バナナダイエットは、一日3食のうちの1食をバナナのみに置き換えるダイエット方法です。
3食全てをバナナに置き換えるわけではなく、残りの2食は好きな物を食べてもよいため、ストレスの溜まりにくいダイエット方法と言えます。
誰でも一度くらいはバナナを食べたことがあるのでよくわかると思いますが、バナナは食べ応えの満足度が高く、お腹に溜まりやすい果物です。
また、カロリーも1本(100g)当たり86㎉(中くらいのサイズのバナナ)と、思っているよりもカロリーが低いため、食事をバナナに置き換えることで簡単にカロリーダウンをすることができます。
バナナの効能・効果
バナナの糖質は良質なエネルギー源!
昔からバナナは栄養価の高い果物として知られていますが、具体的にどのような効能や効果があるのでしょうか。
バナナの栄養素で注目されるのは、吸収の早い糖分です。このため、スポーツ後の疲労回復によいとされています。また、アスリートの栄養補給源としてもバナナがよく使われていることから、ダイエット中の栄養補給としても利用されています。
バナナが何となく体にいいことは皆が知っていることですが、バナナのもつ栄養素の特徴を知り、日々の健康増進に、また、ダイエットや美容の食材として参考になれば幸いです。
ここではバナナの効能や効果をご紹介したいと思います。
便秘解消
バナナの効果として代表的なものと言えるのが、便秘解消です。
バナナには食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整えてお通じを促進する効果が期待できます。また、バナナには腸を整える善玉菌のエサとなるオリゴ糖も多く含まれています。
むくみ解消
バナナには、体内の余分な塩分を排出する働きのあるカリウムが多く含まれています。
体内の塩分量が多くなると血液中の濃度を一定に保つために、水分が溜めこまれますが、これによって足などのむくみが生じてしまいます。
カリウムが塩分を排出することで、水分を溜めこむ働きも低下するためむくみが解消されます。
コレステロールの吸収を防ぐ
バナナに含まれる食物繊維の一種であるペクチンには、コレステロールの吸収を防ぐ働きがあると言われています。
ストレス解消
バナナには、脳内物質のセロトニンの材料となるトリプトファンという成分が含まれています。
セロトニンは別名『幸せホルモン』とも呼ばれるもので、分泌が促進されると幸福感が増し、ストレス解消に役立つと言われています。
アンチエイジング効果
バナナに含まれるポリフェノールは、老化の原因の一つと言われる活性酸素を除去する働きに優れていることから、アンチエイジング効果が期待できます。
なぜバナナでダイエットできるのか。その理由
甘いバナナに含まれる糖質は、消化吸収のよい炭水化物です。代謝を助けるビタミンB群やビタミンCが豊富なので、エネルギー源となると同時に、バランスのとれた栄養補給源として、便利な食べやすいフルーツといえます。
そのため、健康的なダイエット食としてバナナがよいと言われていますが、痩せる効果として、主に次の3つの理由が挙げられます。
1. 便秘解消効果
バナナは大腸で善玉菌の栄養となるオリゴ糖や、食物繊維も多く、腸内環境を整え、便秘の予防改善に役立つことから、美容と健康に1日1本のバナナはおすすめです。
便秘になると、腸に溜まった便から発生した有害ガスが血液に流れこみ、それが全身に回ることで新陳代謝が下がり、太りやすい体質になると言われています。
このことから、便秘を解消することは痩せやすい体質を作るためには欠かせないことと言えます。
2. 代謝の促進
バナナには脂質や糖質の代謝を促すビタミンB群が多く含まれており、摂取によって代謝が活発になることで痩せやすい体質になると言われています。
3.腹持ちがよい
食物繊維は胃腸での消化吸収に時間が掛かるため、その分お腹が空きにくく腹持ちがよいと言われています。
バナナダイエットのやり方
バナナダイエットは、3食のうちの1食をバナナに置き換えるダイエット方法です。
ただし、バナナは好きなだけ食べてよいというわけではなく、基本的には1~2本が目安と言われています。
しかし、どうしてもそれだけではお腹が空くという方は追加で食べてもよいでしょう。
また、バナナの他に常温の水を飲むようにしましょう。水を飲むことで新陳代謝が活発になり、痩せやすくなると言われています。
バナナダイエットの注意点とポイント
バナナは生のまま食べましょう。
砂糖を加えてデザートにしたり、バターで焼いた焼きバナナなどは、摂取カロリーが多くなってしまいダイエットになりません。
よく噛んで食べましょう。
バナナを1~2本食べるだけでは満足しないという方の中には、早食いの場合が多く見受けられます。
『早食い=よく噛んで食べない』という人は、満腹中枢の刺激が遅くなるため、なかなか満腹感を得られません。バナナダイエットに限ったことではないのですが、健康のためにもよく噛んで食べることがとても大切です。
置き換えは1食のみにしましょう。
ダイエット効果を高めたいからといって、食事をバナナのみにしてしまうと栄養が足りなくなって、体調不良を起こす恐れがあります。
『ダイエットは一日にしてならず』です。最低限の栄養補給には十分注意してください。
ダイエットするなら「朝バナナ」!
寝ている間にも体を維持するために体内の糖類は消費されています。ですから、起きたての体は栄養不足状態です。
しかしながら、忙しい現代人は「朝食抜き」という人が多くいます。このような人たちにとって、手軽に食べることができ、ほどよいエネルギー補給ができるバナナは、1日の始まりに適した食品といえます。
ちなみにバナナはとても低カロリーで、1本(100g)あたり86kcalしかありません。ご飯1杯(150g)あたり252kcalなので、約1/3です。
カロリーが低いわりには腹持ちがよいのもバナナがダイエットに適している大きな理由のひとつです。
さらに、一般的に行われる食事量や回数を減らし摂取カロリーを抑えるダイエットでは、体に必要な栄養素を十分に摂ることができなくなり、かえって心身の健康を崩すことにもつながりかねません。
これに対して、脂肪燃焼効果や体調維持効果が期待できるビタミンB類や必須アミノ酸、その他ミネラル類などもバランスよく含み、体調を維持しながら無理なくダイエットできるとても好都合な食品といえます。
バナナダイエットの気になる口コミ
一日一食のみバナナに置き換えをするバナナダイエットは、認知度の高いダイエット方法ということもあり、周囲にもチャレンジしたことがあるという方が割りと多いのではないかと思います。
しかし、体験者の方にお話しを聞くと、バナナダイエットは効果があった!という人もいれば、効果がなかったという人もいて、どちらを信じたらいいのか迷ってしまいますよね。
とは言え、体験者の話を数多く聞くことは、そのダイエットを始めるきっかけになると思います。
以下に、よくある代表的な口コミを3件ご紹介していますので、参考にしてください。
口コミ①.朝食のみバナナで成功!
毎日、朝食をバナナのみしたところ、1ヶ月で1kg減。
これを成功をみるか失敗とみるかは人それぞれだと思いますが、私の場合は効果ありと感じたので続行したところ、1年で8kgの減量に成功しました。
口コミ②.取り組みは甘いけど、それなりに成果あり!
私の場合、朝食にバナナを食べ、それでもお腹が空く時は30分以上経過してから少量のみご飯を食べていました。
こんな緩い方法ながら1ヶ月で1.5kg落ちました。
口コミ③.成果はないけど・・・
2年間朝バナナをしましたが、体重は変わっていません。
しかし、昼食や夕食をしっかり食べても太らないので、それなりに効果はあるのかも知れません。
バナナの選び方と保存方法
シュガースポットが現れたら食べ頃!
バナナは、皮が黄緑がかったときに収穫されます。店頭に並ぶまでの間に皮は黄色くなり、熟してきます。そして、表面に黒い斑点が出てきたら食べ頃です。この黒い斑点を『シュガースポット』といいます。熟せば熟すほど糖質が増え、消化がよくなります。
バナナの選び方
つけ根は傷がなく、しっかりしたものが美味しいです。皮は丸みを帯びて黄色く色づいたものを選んでください。すでにシュガースポットがあるものは早めに食べるようにしてください。
保存方法
熱帯原産のため基本的には常温保存です。購入してすぐに冷蔵庫へ入れると傷みが早くなります。バナナは房に何本もつけたままではなく、1本づつ切り離して常温保存してください。
バナナが2週間長持ちする方法!
少し手間がかかりますが、バナナを50℃程度のお湯に5分程度つけ置く方法です。これはバナナに強いストレスを与えることでバナナの抵抗力が増し、冷蔵庫に入れても黒くなりにくく、2週間程度、長持ちするようです。
《長寿バナナの作り方》
- 房から切り離す。
- 40~50℃のお湯に5分つける。
- お湯から取り出したあと、最低1時間室温におく。
- ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室にいれる。
厳密に40~50℃を保ったままでなければいけないということではありません。バナナをいれた時点でその温度帯であれば、そのまま5分放置していただいてかまいません
注意!=すでに黒くなったものには効果はありません
バナナダイエットのおすすめレシピ
毎日、ただのバナナを食べるだけでは飽きてしまう・・という方のために、ダイエットにおすすめのレシピをご紹介します。
冷凍にしてシャーベットに!
画像レシピ:超簡単!バナナシャーベット♪cookpad
バナナは、冷凍しても美味しく頂けます。皮をむき、ラップして冷凍庫に入れると、数時間でシャーベットのようになります。喉ごしがよくなり、食欲のなくなる夏場の栄養補給におすすめです。
ヨーグルトと合わせて腸内環境を整える!
画像レシピ:バナナヨーグルトのハチミツがけ
手軽に栄養が摂れるバナナと、乳酸菌の豊富なヨーグルトを食べ合わせると、その整腸効果が倍増。バナナのオリゴ糖が乳酸菌を活性化させて腸をきれいにして、大腸ガンなどの予防効果も期待できます。
小松菜と合わせて動脈硬化を防ぐ!
小松菜に含まれるβカロテンと、バナナに含まれるポリフェノールを合わせると、相乗効果で抗酸化力が高まり、動脈硬化や高血圧、心臓病などの予防効果がアップします。また、若返り効果も期待できます。
バナナはダイエット食に最適!【痩せる効果や口コミを紹介】のまとめ
バナナがダイエットに効果がある理由がわかると、簡単に実行出来そうで期待してしまいますよね。
ただし、バナナダイエットは、ダイエットを始めてすぐに効果が実感できるものではありません。1ヶ月、半年、1年と続けることで、きっと何かしらの体調の変化や体質の改善を感じられるものと思います。
食生活が乱れると、太りやすくなり生活習慣病を招きやすくなります。忙しい朝こそバナナを1本食べてください。
バナナダイエットは健康のためにも、是非お試しいただきたいダイエット法です。
LEAVE A REPLY